第4章 これからのために

自分のルールをつくる

第10回 / 全10回 約6分

9回にわたって、生成AIの性質から、確認の仕方、課題や画像での注意点までを見てきました。最後は、ここまでの内容を、自分だけのルールとして書き出す回です。読んだだけでは、日常の場面で思い出せないからです。

なぜ「自分のルール」が要るのか

学校のルールは、先生や学校が決めます。でも、学校のルールがカバーしていない場面は日常にたくさんあります。友達との会話で使うとき、趣味の調べもので使うとき、家で宿題をするとき。そのすべてに先生が答えを用意しているわけではありません。

だからこそ、自分の中に判断の軸を持っておくことが役に立ちます。この講座で扱ってきた内容は、そのための材料です。

9回分の振り返り

扱ったこと
1生成AIは、次に来そうな言葉を選んで文章を作る道具
2自信たっぷりな文章でも、内容が正しいとは限らない
3入力していいのは自分の情報が中心。他人の情報は無断で入れない
4課題での使い方は学校ごとに違う。必ず先生に確認する
5教科書・公式サイト・先生で確かめる。確認できなければ書かない
6調べものでは、AIを入口にして、一次情報にたどり着く
7「感じる・考える」部分は自分に残し、「言葉を探す」部分を手伝ってもらう
8権利の判断が難しい画像は使わない。迷ったら確認する
9操作を覚えることより、道具との向き合い方を身につける

自分のルールを書き出す

次の4つの欄を埋めてみてください。正解はありません。 自分の生活と、通っている学校のルールに合わせて考えます。

1. 課題で使うとき、必ず確認することは?

例:提出前に、先生に使い方を確認する / 感想や結論は自分で書く

2. 入力していい情報、しない情報の境目は?

例:自分のことは入れてよいが、友達の名前や写真は入れない

3. 出てきた答えを、どう確かめるか?

例:数字は教科書で照らし合わせる / 迷ったら先生に聞く

4. 画像や文章を人に見せる前に、確認することは?

例:実在の人物や作品名を使っていないか確認する

書き出したルールは、スマホのメモでも、ノートの最初のページでもかまいません。次にAIを使う場面で、思い出せる場所に置いておくことが大事です。

学校のルールと自分のルールの関係 学校のルール 課題・テストでの扱い 自分のルール 日常・趣味での判断 重なる場面も、どちらか一方しかカバーしない場面もある
学校のルールと自分のルールは、補い合う関係

迷ったときに立ち返る、たった1つの姿勢

最後に、9回を通して一貫して伝えたかったことを、1つの文章にまとめます。

AIの答えを、そのまま鵜呑みにしない。かといって、全部を疑って使わないのももったいない。「どこを確かめればいいか」を知っている状態で使う。

これができていれば、細かいルールをすべて覚えていなくても、多くの場面で正しく判断できます。技術はこれからも変わっていきますが、この姿勢は変わらず使えます。

お疲れさまでした。

確認問題

  1. Q1「自分のルール」が学校のルールとは別に必要な理由として、この回で挙げられているものはどれですか。

  2. Q2この講座を通して一貫して伝えられてきた姿勢として、最も近いものはどれですか。

  3. Q3自分のルールを書き出すときの、この回のすすめ方として正しいものはどれですか。

確認問題に全問正解すると完了にできます