画像と音声の仕事に使う
文章以外の実践です。画像と音声は、文章とは失敗の仕方が違います。 そこを押さえておくと、手戻りが減ります。
画像:直す方向を1つに絞る
画像生成でつまずく原因は、ほぼ1つに集約されます。
思い通りにならない → 言葉を足す → 何が効いているか分からなくなる
指示が長くなるほど、どの語が結果を左右しているのかが不明になります。足すより、まず短くする。 そのうえで、1回に1か所だけ変えてください。
ずれ方は4つに分けられる
| ずれ方 | 直す場所 |
|---|---|
| 題材そのものが違う | 主語を最初に書く。修飾より前に「何を描くか」 |
| 雰囲気が違う | 明るさ・色調・時間帯を足す |
| 構図が違う | 視点と距離を指定する(正面から、上から、寄りで) |
| 細部が雑 | その部分だけ説明を足し、他を削る |
「なんとなく違う」で止めず、この4つのどれかに言い換えるのが最初の作業です。
画像:文字は任せない
実務でいちばん多い失敗がこれです。
画像の中に文字を入れさせると、崩れた表記になることがあります。 看板、見出し、ロゴの文字などです。
対策は分担を変えることです。
細部は拡大して確認する
手の指、装飾、背景の小物は、縮小表示では気づかない不自然さが残ることがあります。人に見せる前に一度拡大してください。
同じ雰囲気で複数枚そろえたいときは、うまくいった指示文を保存し、題材の部分だけ差し替えるのが確実です。
音声:一度テキストにしてから考える
会議やインタビューの音声を扱うとき、音声のまま処理しようとしないのが基本です。
- 音声 → テキスト化
- テキスト → 要約・翻訳・整形
なぜ2段階にするのか。 テキストになった時点で、誤変換を目で確認できるようになるからです。音声のまま要約させると、聞き間違えたまま要約が進み、どこで間違えたのか追えません。
音声:文字起こしが苦手な場面
どんな音声でも同じ精度が出るわけではありません。次の場面では修正が増えます。
- 複数人が同時に話す — 話者の区別がつきにくい
- 専門用語や社内の略語 — 一般的でない語は誤変換されやすい
- マイクから遠い — 会議室の端、環境音の多い場所
- 固有名詞 — 人名・製品名・社名は、誤りに気づきにくい
対策は技術より運用です。マイクを話者に近づける、重要な会議は要点だけ手元にもメモを残す。この2つで実務上はかなり違います。
録音する前に確認すること
技術以前の話として、相手のいる場で録音するときは、事前に断ることが前提です。
- 会議の冒頭で「記録のために録音します」と伝える
- 外部の人が参加する場では、事前に了承を取る
- 録音データをどこに保存し、誰が見られるのかを決めておく
第1章で扱ったとおり、音声を渡すことは、その会話の内容を外部のサービスに預けることです。顧客との会話や機微な情報を含む場では、そのサービスのデータの扱いを先に確認してください。
第3章のまとめ
- 文章の仕事は「減らす・整える・増やす」。右へ行くほど確認が要る
- 画像は足すより短くする。ずれ方を4つのどれかに言い換えてから直す
- 画像の中の文字は任せず、後から重ねる
- 音声は一度テキストにしてから処理する。誤変換を目で確認できる
- 録音は事前に断る。データの扱いを先に確認する
確認問題
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Q1画像が思い通りにならないとき、最初にすべきことはどれですか。
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Q2看板の文字が入ったポスター画像を作りたいとき、最も確実な進め方はどれですか。
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Q3会議の音声を要約したいとき、推奨される手順はどれですか。
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Q4文字起こしの精度が落ちやすい場面として、当てはまらないものはどれですか。
確認問題に全問正解すると完了にできます