調べものに使うときのコツ
自由研究、レポート、探究学習。「調べる」ことが目的の課題で、生成AIをどう使うといいのかを今回は扱います。ここまでの回で扱った注意点を、実際の調べものの流れに落とし込みます。
AIは「入口」として使う、「出口」にはしない
いちばん大事な考え方はこれです。
生成AIは、調べものの終わりではなく、始まりに使う道具です。
いきなり「〇〇についてまとめて」と聞いて、その答えをそのまま使うのは避けたいやり方です。理由は2つあります。1つは、これまで扱ってきたとおり間違いが混ざる可能性があること。もう1つは、それでは調べる力そのものが身につかないことです。
使い方1:全体像とキーワードをもらう
初めて調べるテーマは、どこから手をつけていいか分からないことがあります。ここでAIは強い味方になります。
「〇〇について自由研究をしたいのですが、どんな切り口があるか、いくつか教えてください」
「〇〇について調べるとき、検索するとよさそうな言葉を挙げてください」
こうして得た言葉や切り口をヒントに、自分で本や公式サイトを探しにいくのが正しい使い方です。ここでAIが返した内容そのものを、レポートの本文にそのまま書き写さないようにしてください。
使い方2:自分が集めた情報を整理してもらう
図書館や公式サイトで集めた情報が多くなると、整理が大変になります。
「集めたこの箇条書きを、時系列に並べ替えてください」
「この3つの資料の内容を、共通点と違いに分けてください」
自分が実際に調べた材料を整理してもらう使い方は、間違いが混ざりにくく、安全度が高い使い方です。材料はすでに自分の手元にあるからです。
出典として「AI」を書かない
レポートの参考文献欄に、生成AIの名前を出典として書くことは避けてください。理由は2つあります。
- 生成AIは「情報源」ではなく「文章を作る道具」だから。 参考文献には、実際に情報の元になった本やサイトを書きます
- AIの回答自体が、間違いを含んでいる可能性がある
参考文献に何を書くべきかは、教科や課題によってルールが違うので、迷ったら先生に確認してください。
複数の情報源を見比べる
1つのサイトや1冊の本だけで済ませず、できれば2つ以上の情報源を見比べることをおすすめします。同じ数字が複数の情報源で一致していれば、信頼度は上がります。逆に食い違っていたら、どちらかが古いか、間違っている可能性があります。
これはAIを使うかどうかに関わらず、調べもの全般に効くコツです。
まとめ
- 生成AIは調べものの「入口」。全体像やキーワードをもらうのに向いている
- 自分が集めた材料を整理してもらう使い方は、間違いが混ざりにくく安全
- 参考文献にAIの名前は書かない。実際の情報源を書く
- 複数の情報源を見比べる習慣が、調べものの質を上げる
次回は、文章を書くときにAIに何を任せるべきかを扱います。
確認問題
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Q1自由研究のテーマ探しに生成AIを使うとき、最も適切な使い方はどれですか。
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Q2生成AIの使い方として、比較的安全度が高いのはどれですか。
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Q3レポートの参考文献欄について、正しい説明はどれですか。
確認問題に全問正解すると完了にできます